コロナも落ち着いて会場受験してもそろそろ大丈夫かと思い、久しぶりに、技術士第一次試験(技術士捕)で経営工学分野を受けてきました。
技術士とは
技術士制度は産業に必要な技術者育成のためにできました。
19世紀以降、世界の産業の発展に技術者は大きく貢献してきました。日本でも産業の発展の要となる優秀な技術者を育成する必要がありました。
そして、企業等の不祥事が報道される昨今、高度な技術と高い技術者倫理を兼ね備えた技術士が求められています。今の時代こそ技術士は必要です。
とのことで、高度な技術と高い義従者倫理を兼ね備えた技術士という位置づけだそうです。
経営工学分野
今回、経営工学分野を受験しました。受験した理由は正直なんとなく..です。
特段調べもせずに受けてみましたが。(名前的に経営に関する内容だと思ってました)
問題をみると..工場のラインや生産管理など生産工学系の内容でした。
事前にあまり過去問をみずに申し込みしましたが、やってしまったと思いました…。
受験料も11,000円するので、あきらめるわけにもいかず勉強することにしました。
経営工学の勉強方法
申し込んでから最初にえ..と思ったのが、参考書などはありません。まず勉強法がわかりませんでした。
とりあえず生産工学系の本を何冊か読んでみました..。ただ、問題にでない内容も多く。回答の選定方法などもわからないため、勉強方法としていまいちでした。1か月ほどして、行きついたのが中小企業診断士の参考書でした。
中小企業診断士の運営管理の参考書が一番、とっつきやすかったです。
それほど、内容が変わるものでもないので中古でも間に合うと思います
↓ここにいくつあありました。
基礎・適性の準備
技術士補では、専門以外にも基礎・適性の問題も解かないといけません。
こちらも参考書を購入して対策しました
こちらを一冊購入し、10年分くらい過去問を解きました。
大学に行ってきちんと勉強していれば余裕で回答できる問題です。
勉強時間
だいたい、三か月前から勉強を始めました。
通勤時間に参考書をよみつつ、休日に過去問を解くような形で準備しました。
基礎と適正は勉強しなくても、最初から6割程度解けたので、基礎・適性の参考書は読む程度で、問題じたいは3年程、時間を図って真面目にときました。
個人差はあると思いますが、専門もふくめてだいたい2か月くらいで勉強が終わってしまい、最後の1か月はだれたので2か月半くらいで行けると思います。
試験当日

受験会場に到着すると、試験官の人が、教室への案内をしていました。
技術分野によって、受験生の偏りがすごくありそうでした。
私の受けた会場では40名程度が受験していました。機械とかはものすごく人数が多そうでした。
部屋には1時間前に到着しましたが、受験会場入れてくれました。
ただ、エアコンなども入っておらず、すごく寒かったですので着るものは注意が必要かもしれません。
試験内容
・専門科目
午前中に専門科目を受験します。
2時間の試験で、試験修了10分前まではトイレに出ることは可能なようです。
ただ私の受験した会場では途中退出はできないようでした。
専門は半分くらいが過去問と同じような問題でした。だいたい1時間ほどで完了。
・適性科目
午後の1発目は適正。午前の専門が簡単だったんで余裕だと思っていましたが…。過去問と傾向を変えてきていました。自信をもって回答できたのが4割くらいでした。40分くらいで完了
・基礎
こちらも、傾向を変えていました。同様に自身が持てたのが半分くらいでした。計算なども多いので見直しなどしていると50分かかりました。
採点
技術士一次試験の解答は翌日10時頃に公開されていました
・専門(経営工学):25/25 で満点でした。(時間があったので全問答えましたが29/36)
・適性:11/15
・基礎:10/15
やはり、適正と基礎が難しかったです。よくよくあとから、みると過去問と同じ問題もいくつかあったようですが、最後の1か月がだれて、気を許したのが失敗だったようです。
とはいうものの、合格ラインが50%なので、マークミスなどなければ合格していると思います。
まとめ
技術士一次試験を、久しぶりに受験しました。択一問題+合格ラインが50%なので、比較的緩い試験です。
ただ、基礎・適性は試験範囲が広い(基礎ができていれば問題はそれほど難しくないですが)ので全分野を漫勉なく抑えるには無理があるので、自分の得意な分野を確実に得点していくことが必要になります。
技術士と銘を売っているのに、択一問題にもかかわらず、レガシーな集合試験形式(過去問も多いのに)。受験の申し込みも郵送形式で、受験料も振込といういろいろ面倒な試験ですが..。比較的簡単なので合格実績を得るにはおいしい試験です。
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