原付バイク「TODAY(AF67)」に乗っている方にとって、定期的なオイル交換は欠かせません。
筆者も前回のオイル交換から約1年半、走行距離は3,000km未満でしたが、エンジン保護のためにオイル交換を実施しました。
この記事では、TODAY(AF67)のオイル交換手順・必要な道具・注意点・費用比較を詳しく紹介します。
「自分でやるべきか」「バイク屋に任せた方がいいのか」と迷っている方にも役立つ内容です。
TODAY(AF67)のオイル交換はなぜ必要か
エンジンオイルはバイクの「血液」とも呼ばれる重要な存在です。
TODAY(AF67)を含む原付バイクは空冷エンジンのため、熱によるオイル劣化が早いのが特徴です。
オイル交換の推奨サイクル(走行距離・期間)
- 3,000kmごと または 1年ごと が目安
- シビアコンディション(短距離走行・夏の高温走行など)の場合は早めの交換が推奨されます
オイル交換を怠った場合のリスク
- エンジン内部の摩耗が進み寿命が短くなる
- 始動性の悪化や異音の原因になる
- 最悪の場合、エンジン焼き付きで修理費用が高額に
TODAY(AF67)オイル交換に必要な道具一覧
オイル
オイル交換を自分で行う場合は、以下の道具を揃える必要があります。
エンジンオイル(おすすめ銘柄)
1回の交換で 約650ml 使用
HONDA純正 ULTRA E1 10W-30(SL/MB規格)
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ドレインワッシャー
毎回交換するのが基本(再利用するとオイル漏れの原因に)
12mmサイズ
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ラチェットレンチ・トルクレンチ
- ドレインボルトは 24N・m で締め付け
- トルクレンチがあると安心だが、手締め+ラチェットで調整する方法も可
オイルジョッキ・オイル差し
- 注ぎやすく、こぼれ防止に便利
オイル受け・廃油処理方法
廃油はホームセンターで販売されている「廃油処理箱」で可燃ごみとして処分可能
米袋や専用オイルパックリを使用すると処理が楽
TODAY(AF67)のオイル交換手順
前回の走行距離が30,288kmで、今回の総走行距離が33,256kmでした。
おおよそ3000kmです。次回は36,256kmの予定

作業前の準備と暖気運転
- まずはオイル受けをセットしておきます。
- エンジンを2〜3分ほど暖気してオイルを柔らかくし、抜きやすい状態にします。
ドレインボルトを外して古いオイルを抜く
- 17mmのラチェットレンチでドレインボルトを緩めます。
- 倒さないよう注意しながら、バイクを少し傾けるとより多くのオイルが排出されます。

掃除をするのが面倒だったのでオイル受けの中に、米袋を使用することにしました。
前回はスーパーの袋で行いましたが敗れた時が怖いのでより強固な米袋にしました。
このあと、2,3分程度暖気運転をした後、ドレンボルトを外し、オイルを輩出します。
また、傾けたりして可能な限り古いオイルを出します。
(傾けすぎてオイル受けが倒れると悲惨なので要注意)
ドレインワッシャーを交換してボルトを締める
- 古いワッシャーを取り外し、新しいものに交換します。
- ボルトは 24N・m が規定値。トルクレンチがなければ、手で回せるところまで締めてから30度程度増し締めすると安心です。
本当は24N・mで締め付けです。トルクレンチがありましたが、27N・mからだったため27N.mで締め付けました。
トルクレンチがない場合、30度程度回すと書いているサイトもあったので体重は乗せずに手で回る範囲で30度ほどまわします。
最初から工具をつかわず、手で回して最後の締め付けだけラチェットを使った方がいいそうです。
新しいオイルを規定量入れる
- 650ml前後 を目安に、少しずつ注ぎ入れます。
- オイルレベルゲージで「上限線付近」を確認して調整しましょう。
慣らし運転でオイルを循環させる
- 注入後、エンジンをかけて3分ほどアイドリングさせます。
- 再度オイル量を確認し、必要であれば微調整します。
実際の交換データ(走行距離・使用オイル量)
今回の交換実績をまとめると以下の通りです。
内容 | データ |
---|---|
前回交換距離 | 30,288km |
今回交換距離 | 33,256km |
走行距離差 | 約3,000km |
使用オイル量 | 約650ml |
使用オイル | HONDA ULTRA E1 10W-30 |
次回の目安は 36,256km です。
DIYとバイク屋でのオイル交換コスト比較
「自分で交換するか」「バイク屋に任せるか」迷う人も多いでしょう。実際に費用を比較してみました。
DIYでの費用と手間
- オイル代:900円前後(1L缶購入)
- ワッシャー:数十円
- 工具:初回は購入費がかかる(ラチェット・トルクレンチなど)
- 廃油処理や掃除の手間が必要
バイク屋に依頼した場合の費用
- 工賃:500円〜800円程度
- オイル代:店舗価格(余りが出ない)
- 作業後の廃油処理不要
どちらがお得か?
- コスト面だけなら「バイク屋に依頼」の方が安いケースが多いです。
- ただし、自分でやることで内部の状態を知れるメリットもあります。
TODAY(AF67)オイル交換の注意点と失敗しやすいポイント
オイル交換はシンプルな作業ですが、いくつか注意点があります。
廃油処理の方法
- 廃油処理箱を使えば可燃ごみとして処分可能。
- 下水や地面に流すのは絶対にNG。
ドレインボルトの締めすぎに注意
- 規定トルクを超えると、ねじ山を傷める危険があります。
規定オイル量を守る重要性
- 入れすぎるとオイルが吹き出す原因に。
- 少なすぎると潤滑不足でエンジンにダメージ。
よくある質問(FAQ)
Q1. オイル交換の目安はどのくらい?
A. 3,000kmまたは1年ごとが推奨です。短距離走行が多い場合は早めに交換しましょう。
Q2. トルクレンチがない場合の締め方は?
A. 手で締められるところまで締め、最後にラチェットで30度程度増し締めする方法が一般的です。
Q3. 廃油はどこで処分できる?
A. ホームセンターで売っている「廃油処理箱」を使用し、可燃ごみとして処分できます。
Q4. バイク屋に頼んだ方が安心?
A. 廃油処理や道具の用意が不要なので、気軽に交換したい方にはおすすめです。
Q5. 余ったオイルの保管方法は?
A. 直射日光を避け、密閉して冷暗所に保存すれば半年〜1年は使用可能です。
Q6. ギアオイル交換も必要?
A. TODAY(AF67)はミッションバイクではないため、基本は不要です。エンジンオイル交換だけで十分です。
まとめ:TODAY(AF67)のオイル交換は自分でもできる!
TODAY(AF67)のオイル交換は、
- 必要な道具を揃える
- 古いオイルを抜いて新しいオイルを入れる
というシンプルな作業で完了します。
ただし、廃油処理や工具の準備が手間に感じる人は、無理せずバイク屋に依頼するのもおすすめです。
DIYで挑戦する場合は、「規定量」「ワッシャー交換」「締め付けトルク」 の3点を守れば安心して作業できます。
バイクを長く大切に乗り続けるためにも、定期的なオイル交換を欠かさず行いましょう。
✅ 参考リンク:ホンダ公式 メンテナンス情報
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