何年か前から、大雨が降った時に台所の天井から雨漏りする症状がでていました。風向きや雨の量によって雨漏りしたりしなかったり。
被疑箇所をコーキングしてみたりといろいろしましたが…結局改善せず。今回の台風の接近に伴い、本腰をいれて調査してみました。
調査内容
今まで、ベランダのコンクリートのひび割れがないか、壁との間の部分にコーキングをいれてみたりしましたが、改善しませんでした。そこで少し見る目を変えて..。
大雨が降った時に、ベランダがオーバーフローしてプール状態になって、少し高いところから水が内部に侵入しているのではないか?と仮説をたてました。
屋根のあるベランダなので…風向きが正面から来るときに雨も降りこんでくるのでその雨も含めてプールになっているのでは?と考えました。
排水管の排水部分が以前、昔の工事で埋められ排水できなくなったこともあったためです。
被疑箇所の調査
被疑箇所と軽い対策
- 排水管の配水径がたりないので排水能力が不足している
モルタルで埋められた排水管に以前穴をあけて排水できるようにしましたが、流入口と比べるとだいぶ小さい径でした。そこで、流入口に合わせる形で配水径を3倍程度に拡大してみました。
- ベランダの入り口にあった、段差部分にできた隙間を埋めました。
ベランダの入り口に段差があるのですが、木と金属の部分があり、木がそることで隙間ができていました。この部分から水が流入している可能性もあるので、スペーサーとアルミテープで埋めてみました。 - 天戸裏の隙間の補修
修理のために雨戸を外してみたところ外れたため雨戸が入っている中をみてみると、なんと..雨戸の下の木が腐っていました。おそらく、大雨が降った時に雨戸入れの中に水が入り込んでその水が木を腐食させたようです..。抜けていたのでほぼ間違いなくここが雨漏り箇所です..
天戸裏の腐食対策
天戸裏に腐食箇所があり、そこから雨漏りしている可能性が高いのでそれを埋めて修理したいところですが..。手が入らず作業ができませんでした…。

ちょうどコンパネが余っていたので、コンパネを加工して埋めることにしました。

コンパネを充填しました。コンパネだけだと、防水能力に不安はありますが..
上記1の対策で水がここまで上がらなければ大丈夫なはずです..。
あとは、この状態で雨漏りが再発しないことを確認して、できた隙間の部分に、パテを埋めて段差を平滑にして仕上げたいと思います。
まとめ
昨今の集中豪雨の影響で、普通だとベランダがプールになることはないのに、プールになってしまう事象などが発生します。今回の事例の場合も5㎝程度ベランダから段差があるため、まさかプールになっているとは思いませんでした。特に空き家なのでプールになっている現場も抑えられていません。
対策としては、排水量の増加、水が入ってきても流れ込むことを防ぐの2種類をとってみました。
しばらく様子をみるしかないのですがこれで治ってくれるとありがたいです。
ダメな場合.。さらに排水量をあげるか、大雨が降りそうなときは被疑箇所に土嚢を積むしかなさそうです。
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