ダイニングテーブルは、家族が集まる大切な場所。毎日使ううちに傷や汚れ、ツヤの低下が気になってきました。そこで、DIYでニスの塗り直しをしてみました。
今回は、セリアの100円ニスとコーナンで購入した水性ニス(クリア)を実際に使用し、仕上がりや注意点をレビューしました。
ダイニングテーブルのニス塗り直しに挑戦した理由
- 経年劣化で表面のツヤが失われ、食卓がくすんで見えるようになった
- 業者に依頼すると費用が高い
- 「DIYなら安くて楽しい!」と考えた
こうした理由から、まずは低コストで試せる材料を探してスタートしました。
ダイニングテーブルの状態
ダイニングテーブルは以下のような状態で、表面の塗装が剥げてしまっているところもある状態でした。20年近く塗りなおしなどもしていない状況でした。
布巾で拭いても、水をはじくこともなく拭きにくい状況でした。

下塗りに使用したセリアの100円ニス
まずはセリアで購入した100円の水性ニスを使用しました。
特徴と使い心地
- 100円とは思えない発色の良さ
- 扱いやすく、刷毛のノリもスムーズ
- においが少なく室内でも作業しやすい
6回重ね塗りした仕上がり
1回塗りでは薄い仕上がりですが、6回重ねることでしっかりした色合いとツヤが出ました。
ただし、乾燥時間を十分に取らないと表面が柔らかくなるので注意が必要です。

仕上げに使用したコーナンの水性ニス(クリア)
最終仕上げには、コーナンで購入した水性クリアニスを塗布しました。
水性ニスのメリット
- においが少なく、環境にもやさしい
- 水で薄めたり、道具を洗えるので後片付けが簡単
実際に塗ってみた感想
- 見た目は美しく透明感のある仕上がり
- しかし… 乾燥後も若干べとつく 感触が残りました
クリアを塗ったのですが、塗りたてでは以下のように白い色をしていました。
しばらく、乾燥させると乳白色の色も消え透明になりました。

乾燥後、きれいになりました。

水性ニスの注意点|べとつき問題
実際に使ってみて最も感じたのは、水性ニス特有のべとつきです。
なぜべとつくのか?
- 湿度が高い環境では乾燥が遅れる
- 重ね塗りを急ぐと、内部が硬化せずに柔らかいまま残る
対策
- 1日以上しっかり乾燥させる
- 湿度が低い環境で作業する
- 最終仕上げに油性ニスやウレタンニスを検討するのも有効
他におすすめのニスの種類
ニスの種類 | 特徴 | 向いている用途 |
---|---|---|
油性ニス | 強度が高くツヤが長持ち | テーブル・床 |
ウレタンニス | 傷や水に強い、実用性◎ | 食卓・家具全般 |
オイル仕上げ | 木の質感を活かせる | ナチュラル系の家具 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 100均のニスは使えるの?
→ 下塗りには十分。ただし仕上げには物足りない場合あり。
Q2. 水性ニスの乾燥時間は?
→ 最低でも半日~1日。湿度が高い時期は2日以上必要。
Q3. べとつきを防ぐ方法は?
→ 乾燥時間をしっかり確保し、重ね塗りは薄くする。
Q4. 初心者でも失敗しにくいニスは?
→ ウレタンニス(水性よりも耐久性あり)。
Q5. ウレタンニスは食卓に安全?
→ 完全硬化すれば食品にも安心(メーカー推奨を確認)。
Q6. テーブル以外に使える?
→ 棚や椅子、小物など木製品全般に使用可能。
まとめ|DIYで楽しく挑戦しつつ、ニス選びは慎重に
塗りなおしが無事終わりました。無事綺麗に塗りあがり、ダイニングテーブルの撥水も復活しました。
しかしながら、テーブルの木目などは、セリアのニスの色で消えてしまいました。
また、今回のDIYでわかったのは、100均ニスは手軽に試せるが、仕上げには限界があるという点。そして、水性ニスは美しい仕上がりになるが、べとつきが残るリスクがあるということです。
次回は油性やウレタン系を使って、より実用的で長持ちする仕上げを目指したいと思います。
ニス選びひとつで仕上がりが大きく変わるので、これから挑戦する方はぜひ参考にしてください。
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