以前、水没した冨士灯器(FUJI-TOKI) パワ-ポンプ FP-2000エアーポンプの修理を行いました。しかしながら、モーターの駆動が悪くてエアー量も少なかったので再修理することにしました。
修理した富士灯器のエアーポンプ:https://amzn.to/48zRUoL
前回の修理内容: 洗浄と回路の修理
富士灯器のエアーポンプの状態
前回、富士灯器のエアポンプの洗浄、さび落としをして、回路の接続をするとエアーポンプが回りました。
そこでひとまず修理完了としていました。ただ、panasonicの手持ちのものと比べると、以下の不具合がありました。
- エアー量がすくない
- モーターがたまに停止する
やはり、水没したモーターでは出力が出ずに動きが悪いのかと思い、交換することにしました。
富士灯器のエアーポンプの修理に使用したモーター
交換したモーターは以前ご紹介した
エルパ (ELPA) モーター280 DC3.0V RE-280型 HK-M280H

を使用しました。マブチモーターを使っている方もいますが、こちらの方が安価でした。
初めての修理だったので治るかわからないため、安価な方を選択しました。
その他、使用した資材
- はんだごて:https://amzn.to/423m55l
- ミニルーター:https://amzn.to/48XL24F
新旧のモーター

新しいモーターが右側、古いモーターが左側です。
ぱっと見で、シャフトの長さが違うので、同じ長さに切断する必要があります。
軸シャフトは非常に硬いのでペンチなどでは切れませんでした。
ミニルーターを用いて削って細くなったらペンチで切ることにしました。
ミニルーター:https://amzn.to/48XL24F
切断砥石を付けて、時間をかけて削りました。
その後、ギアを付け替えてポンプユニットに着けると無事回転しました。
組み立て
ポンプユニットを、パッケージに組み込んで動作確認をしてみました。
するとモーターが回りません。外すと回りました。
調べてみると、ポンプユニットとモーターを強く固定すると、ポンプが回らないことがわかりました。押さえつけられる力が強いとダメなようでした。
また、製品ではポンプユニットとモーターがねじ止めされています。新しいほうではモーターの穴がポンプユニットの穴と全く合いません。モーター側にねじを切る、もしくはポンプ側に穴をあける必要があります。
しかし、モーター側のねじ穴に、元のねじを付けようとしてもつかず、穴の径も違うようでした。
径がわからないと交換もできないので、ビニールテープで固定することにしました。
意外としっかり固定でき問題なく動くようになりました。
見栄えは悪いですが、ビニールテープなら外れた場合も交換が容易です。
また、念のため、モーター下部をやすりで削って、押さえつけ過ぎないように収めることにしました。
無事稼働しました。
はんだ付け
仮止め状態で稼働確認ができたので、最後にはんだ付けをしました。
古いモーターを、はんだ吸い取りきとはんだごてを使って取り外しました。
その後、はんだ付けし、完成しました。

まとめ
投資としては、モーターを購入するだけで、富士灯器のエアポンプの修理をすることができました。
古くなったエアーポンプでモーターの調子の悪いものは同様の方法で治せると思います。
モーターのシャフト軸を切断する作業が、面倒ですが、それ以外はねじと、ビニールテープがあれば足ります。あとは、はんだ付けするだけですので、難易度も低く簡単に治せるので新品を購入するよりは安く済ますことができると思います。
マブチモーターなどのメーカー品を使えば、新品についているモーターよりも信頼性も高いでしょうし機能アップも図れるかもしれません。
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