家のトイレのTOTOのウォシュレット(TCF9071E)一体型便器ZG1
のリモコンの小ボタンが押しても反応しなくなってしまいました。
トイレの本体にレバーがついておりそれを回せば動くものの、やはりリモコンに慣れてしまうと、いちいち回すのも不便に感じます..
同じ製品がないかとネット中探しまわりましたが..。15年以上前のモデルなのでリモコンも打っていなさそうです。どうしようかな..と思って分解してみたところ治せそうなので修理してみることにしました。
これまでの修理履歴

TOTOのリモコンの動作不良調査
まずはなぜボタンが効かなくなったかの調査を行いました..。
TOTOのリモコンのカバーを外してみてボタンのあるところを見てみました。
プラスチックのパーツが折れていました。ボタンをプラスチック片で押すような仕様で細くて力のかかる部分が折れていました。おそらく経年劣化です..。小ボタンはよく使うのでプラスチックが折れたようです。
ボタン下に板のようなプラスチックがあり、これが曲がることにより、上面から正面に力が伝わって正面にあるボタンを押してリモコンが作動するような仕組みです。
はっきり言って設計ミスだろと思うような構造です。
(プラスチックは経年劣化するので…。折れるとスイッチが押せなくなる)
おそらく、プラスチック成型のほうがはんだ付けをするよりも安く作れるのでこの方式が採用されているのかなと思います。とりあえずここを治してみることにしました。
TOTOのリモコンの1回目の修理
折れたところを接着してみることにしました。
プラスチックのおれたところを別のプラスチックの板で接着してつないでみることにしました。
結果、接着できましたが..。うまくボタンに力が伝わらないことも多く。不安定な動作になってしまいました。
1回目の修理結果
しばらくの間はこれで動いていましたが..何度か使用していると再度ボタンが効かなくなりました。
みてみると、接着したパーツが外れてしまっていました..。
今回は接着剤でつけましたが。プラスチック溶接をすればよかったかなとも思います。
TOTOのリモコンの2回目の修理(タクトスイッチのはんだ付け)
物理的に押すのは厳しそうなので..新しいスイッチをつけて上から押せるように改造しました。
購入したのはタクトスイッチという部品です。
タクトスイッチを使うのは初めてなのでまずはワニ口クリップを使って、きちんと動作するかを確認しました。もともとついていたタクトスイッチの足にワニ口をかましてきちんと動作することを確認します。回路のパターンは裏面に見えていたのでその通りに接続してみます。
きちんと接続できているようで、赤外線がとんで、ウォシュレットも動作してくれました。
タクトスイッチのはんだ付け
タクトスイッチをはんだ付けしました。家にリード線があったのでそれを基盤にはんだ付けしていきます。ちょうど配線を回すスペースもありましたのでそれを使って、折れた爪の部分まで配線しました。
タクトスイッチもちょうど爪の部分にすっぽりはまってくれてこんな感じにとりつけることができました。
しかしながら、上に元々あったボタンを設置することはできませんでした。裸のままボタンを押して操作することになりました。
ちょうどこのタクトスイッチの下にもともとのタクトスイッチがあるため、干渉してうまくはまりません。
きっちり設計すればはまるように作ることもできるでしょうが..。失敗してこわれても困るのし、この状態でも操作できるので見栄えは悪いですが良しとしました..。

タクトスイッチの設置
TOTOのリモコンの修理のまとめ
TOTOのリモコンの修理を行いました。この部分は壊れることが多いようです。
うちの家には予備のTOTOのリモコンもあり、それも効かなくなっていたので分解してみると同じ部分が折れていました。
同様にタクトスイッチをはんだ付けして修理しました。
(今思えば、プラスチック溶接にチャレンジしてもよかった。)
壊れてしまうのがまずかったので見た目より操作性重視で修理しました。
もう少しきれいにしようと思うと古いタクトスイッチを外して、新しいスイッチの高さをうまく調整すればボタンカバーも設置できるかもしれません。
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