折れたN-ONE NSS-942SSJをもらったので修理してみました。
NSS-942SSJ
40gまでのジグパラやジグパラセミロングで、サバやハマチ、タチウオ、サゴシなどを漁港やサーフで狙って欲しい。何が釣れるかはお楽しみ。不意の大物にもクロスフォース製法によるバットパワーで対応できる。
とのことで、40g程度のジグが投げれる、メジャークラフトのスーパーライトショアジギングというカテゴリーのロッドでミドルクラスのスペックです。
■ガイド:ステンレスフレームSiCリング、KRガイドコンセプト仕様
■クロスフォース…1~3層にそれぞれ横・縦・横方向に繊維を巻き強度を安定させ、さらに外層をX状にダブルテーピングを施し締め上げて補強する、ネジレに強い新製法。
■ナノパワー・テクノロジー…メジャークラフトの“ナノパワー・シリーズ”は、東レの“ナノアロイ”技術を適用したカーボンシートを採用する最新ロッドシリーズ。“ナノアロイ”とは、複数のポリマーをナノメートルオーダーで分散させる技術。 カーボンシートの製造過程において、異種ポリマーを均等に分散させた樹脂がカーボン繊維をしっかりと繋ぎ止める役割を果たし、最強の剛性&軽量性を獲得した。
●Model: NSS-942SSJ
●Length(ft): 9’4”
●Lure(g): 15-40
●PE.Line(号): 0.6-1.5
●Action: RF
■メーカー希望小売価格(本体価格): ¥22,500
JANコード: 4560350819623
折れたN-ONE NSS-942SSJの状況
折れたN-ONE(エヌワン)の状況はこんな感じでした。継ぎ目の上からぽっきりいってました。

インロー継の接続部分の上部から折れています。オス側と被らないように内部にブランクスを入れて継ぐことにします。下側が今回使用するブランクスです。これも他の折れた竿からうまくはまる太さの部分を切り出して作成しています。カーボンブランクスが売っているものもありますが、どうしようもなく折れた竿があれば置いておけば再利用できます。
今回の場合は手書きメモのような感じでブランクスを切り出しました。
修理します

先ほどの切り出した、ブランクスを内部に詰めて、エポキシを塗り折れた部分の上下を接続します。
これだけでもとりあえずくっつきますが、接続部が避けてわれてくるとまずいので、見た目は悪くなりますが.。カーボンロービンを用いて強化します。

カーボンロービンをスレッドのようにきれいに巻ければいいのですが、なるべく強度が稼げるように、
縦、X、など複数の方向性をもって巻き付けています。この辺は見た目より強度を重視しました。

見た目を整えようかと、カーボンロービンの上から黒のスレッドをまきました…
がこんもりしすぎてしまいました。見た目もよく治るように腕をもっとあげないといけません。
まとめ
何度かこの手の竿の修理はしているので、ある程度治すのには慣れてきました。
エポキシ乾燥後40g程度のジグを試投してきましたが特段問題なさそうでした。
※スレッドを巻いているのですが、スレッド上のエポキシに若干ひびが入っていました。
過去からの修理でもそうですが、どうも接続部はやはり、ある程度曲がるようでその部分が構造欠陥になって応力が集中するようです..。この辺もこういう巻き方をするのではなくて、♯1と♯2の接続部のようなインロー部分をそのまま出す施工にしたほうが問題がなくなるのかなとも最近思い出してきています。
修理竿の使い勝手ですが、ミドルクラスの竿だけあって、軽くて扱いやすそうでした。これまでワインドなどは、セフィアをメインで使ってきましたが、この軽さならレングスもあるこの竿メインに切り替えてもいいかなと少し思いました。
何本も治してきていますが、これまであまり見た目を重視してきていなかったので次回以降は、治した箇所があまり目立たないようにするなど手がないかなども考えながら修理できればと思います。
とはいうものの..折れた竿もなかなか手に入らないので難しいところです。
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