QC活動をしていたときに、品質改善を学習して、まとめた内容を記載します。
何かのお役にたてれば幸いです。
QCストーリーを使って資料を作ると、内容を説明するときに頭に入ってきやすいフレームワークになると思います。
そのほか、会議の進捗なども、こちらもご参考に
■QCストーリーとは
現状の悪さを改善するためのストーリーと、設定された課題を解決するためのストーリーの2つに大きくわかれ若干進め方が異なります。
■現状の悪さを改善する場合
ステップ0:はじめに
職場の説明
ステップ1:テーマの選定理由
職場・業務の問題点をつかみテーマを決定
ステップ2:現状把握
現状の姿を事実、データで分析してばらつきをつかんで悪さ加減を明らかにして目標を決める。
ステップ3:活動計画
スケジュールと役割分担
ステップ4:解析(要因分析)
ばらつきを発生させている原因を究明
ステップ5:対策
悪さを発生させている原因を取り除く方法を検討し実施。
ステップ6:効果の確認
効果を把握して目標と比較
ステップ7:歯止め
効果のあった対策を標準化し定着を図る
ステップ8:反省・残った問題点
ステップ9:今後の計画
■課題達成型(現状レベルを大きく打破、今まで経験したことのない新しい仕事:道の新規マニュアル)
ステップ1:テーマ選定
ステップ2:課題の明確化と目標の設定
ステップ3:方策の立案
ステップ4:最適策の追求
ステップ5:最適策の実施
ステップ6:効果の確認
ステップ7:歯止め
ステップ8:反省と今後の計画
のような形で資料をまとめる。
■報告書作成チェックシート
■報告の目的にあっているか
・何のための報告書なのか明確になっているか
・報告書を読む対象者を把握しているか
・提出先からの穂酷暑作成要領の有無を確認したか
・要領に従ったか
・活動報告を忘れた、単なる業務報告、技術報告になっていないか
■ストーリー展開はよいか
●全体
・QCストーリーとしてまとめた報告内容に一貫性が読み取れるか
・訴えたいことがQCストーリーから読み取れるか
・事実に基づく内容になっているか
●テーマ
・テーマは活動内容を具体的にわかりやすく表現しているか
●テーマの選定理由
・選定の妥当性が理解できるまとめ方か
・現状の悪さが具体的にしめされているか
●現状の把握
・問題の悪さ加減が明確か
・テーマと問題の加減との事実関係が明確化
・データの履歴や数が明記されているか
・目標設定は、何を、いつまで、どれくらいで示し、根拠が明確か
■QCストーリーの展開はよいか
●活動計画
・図表などで簡潔にまとまっているか
・実施項目と報告のステップがあっているか
●解析
・因果関係が事実に基づき、明確か
・現状把握の結論との結びつきに乖離や飛躍がないか
・解析での結論で新の原因がはっきり明示されているか
●対策
・最適対策案にいたる経過がよくわかるか
・解析での結論と対策の結びつきが整理されているか
●効果の確認
・改善の達成度合いが、対策ごとの効果や目標との対比から明らかか
・無形効果も示されているか
●歯止め
・標準化や定着の状況が示されているか
●反省問題点
●今後の計画
■その他
●みやすい書き方になっているか
・全体のバランス、配置
・図表などによる視覚化
・簡潔な文章、短文か
・誰が呼んでもりかいできるか
・専門用語などを説明ないしでつかっていないか
・読みづらい文字、数字、誤字脱字がないか
・強調部分の工夫は人目でわかるか
●データの計算間違いはないか、QC手法に書き方は正しいか
●公表してまずいデータはないか
※参考になった注意点
■現状把握と解析の区別
活動をしていく中で現状把握と解析の差がわからなくなってくる。
現状把握と解析の違いは以下のような感じ
①結果系の分析が現状の把握
悪さ加減を分析して、問題点の実態と問題点の寄与度などをパレート図などを使って明らかにする。
あくまで現状の分析。
②原因の追究が解析
①で把握したわあるさの原因を追究するプロセス。
③現状把握と解析の基本区分
問題点の全体の姿がわかる結果データをとらえ、そのデータを要因別に送別して、ばらつきを明確化
ばらつきを発生させる原因を追究というステップですすめる。
ばらつきを把握するのが現状把握、それ以降が解析
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